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アート界のあり方を変革した
チームラボ 猪子寿之


 世界中からオファーを受け、シリコンバレー、台北、ロンドン、パリ、ニューヨーク、中国、シンガポールなど国内外で常設展およびアート展を開催しているチームラボの代表、猪子寿之さん。
 2018 年6月東京・お台場に常設のミュージアム「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソンチームラボボーダレス(以下、チームラボ ボーダレス)」、翌月7月には豊洲に「チームラボ プラネッツ」をオープン。世界中を飛び回りながら、ほぼ同時期に2つの美術館をオープンさせるというという神業をやってのける、その超人的な熱量はいったいどこからくるのでしょう。チームラボの偉業とその代表、猪子寿之さんの素顔に迫ります。




アートというケモノに憑りつかれています

 1960年代、アンディ・ウォーホルが発表した大量生産のスープ缶やマリリン・モンローの写真を並べた作品は、世の中の美の価値基準を変えました。今世紀のアート界に、それ以上の衝撃をあたえているのが猪子寿之さんが代表を務めるチームラボです。
 「ここ数年間、東京では昼も夜も弁当です。意識のある時間はすべてアートについて考えている。人格破綻者ですよ(笑)。アートというケモノに取り憑かれているのです」。その卓越した才能と凡人には想像もつかない情熱で、チームラボは世界のアートシーンに衝撃をあたえ続け、今、美術界に変革を起こしています。


 
境界のないアートという世界観

 テクノロジーを駆使したチームラボのアート作品に込められたメッセージは、深く人間の核心に迫ります。「本来、世界には境界などないはず。けれど人間は、あたかも境界があるという前提のもとに境界を作ってしまう。だから、作品と自分自身の境界もあいまいにして、全てが連続して、影響しあって、つながっているような境界のない世界を作りたいと思ったのです。そして境界のない世界って素敵だなと思ってもらえたらいいな」と猪子さんは話します。
 テクノロジーは芸術表現における無限の可能性をもたらし、チームラボ独特の世界観を作り上げています。例えば、「チームラボ ボーダレス」では壁から床へ流れ落ちる滝が、鑑賞者の足元で割れる。、そこに別の作品世界の蝶の群れが入ってきて、滝の展示空間を自由に飛び回る、というように、鑑賞者が作品を見ながら、作品自体に影響を与え、ある作品が他の作品と溶け合うように、約60の作品群による「境界のないアート」が広がります。この美術館の中では、まるで自分がアートの一部になったような、不思議な感覚に襲われるのです。




自然を自然のままアートにする

 デジタルメディア「designboom」で、「2017 年のアートインスタレーション」で世界第1位の座に輝いた「earthmusic&ecology チームラボ かみさまがすまう森」(〜10月28日)も、チームラボ作品の白眉というべき展覧会です。会場は九州・武雄温泉にある約50万坪の広大な庭園「御船山楽園」。300 万年前、有明海から隆起して生まれ、神巧皇后が新羅征伐から帰った際に着船したという伝説が残る岩山「御船山」の麓に広がる庭園の自然に溶けあう17点のデジタルアート。毎回バージョンアップしながら、今年4度目の開催となりました。 
 「ここは神話の時代から続き、江戸時代後期に第28代武雄領主の鍋島茂義公が作ったツツジの山があり、人の営みと自然の営みをずっと続けてきたからこそ残った文化遺産です。人間は自分が生きた時間位しか時間の長さを認識できないものですが、こういうものを見たときに初めて、長い『時間』の概念がわかる気がします。そういう場所をお借りして、さらに連続させる。その長い長い連続性の上に自分が存在する、と気づけるようなものを作れたらいいなと。そして、デジタルアートは非物質だからこそ、物体そのものを取り入れられる、つまり『自然が自然のままアートになる』のです。物質的に実在しないからといって価値が低いわけではない、むしろかっこいいということもあると思うのです」
 自然に手を加えることなく、フレームに対象を閉じ込めることなく、アートを体験できるデジタルアート。チームラボの手にかかると、歴史ある遺産も時空を超えて現代にアートとして蘇るのです。




最先端のその先にあるものは

 世界を股にかけて、超多忙な日々を送る猪子さん。取材が終了した23 時過ぎ、「明日からフィンランドです」といって、笑顔で去って行かれました。
 今や世界中で展覧会を開催し、BBC、CNN、フィナンシャル・タイムズ、ル・モンド紙など欧米の一流メディアがこぞって取り上げるチームラボとそのアート。それはあたらしいからではなく、アートのあり方を変えたからに他なりません。常設のミュージアム「チームラボ ボーダレス」の存在は、チームラボが今世紀最大のアーティストであることの証でしょう。一個人やひとつのアート集団の作品で、しかもアーティストが存命中に、これほど巨大な常設美術館を持った例は、美術史上を振り返ってもないからです。
 なぜ、これほどまでにチームラボのアートが人を魅了するのか。それは、猪子さん率いるチームラボが最先端のその先に、人間の心を見ているからなのかもしれません。



猪子寿之/チームラボ代表
1977 年生まれ。2001 年東京大学計数工学科卒業時にチームラボ設立。チームラボは、アートコレクティブであり、集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマー、エンジニア、CG アニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

http://teamlab.art/jp/




森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
会 期   常設
時 間   月~木、日・祝日 10:00–19:00
      金、土、祝前日 10:00– 21:00
休館日   第2・第4火曜日
所在地   MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:
      EPSON teamlab Borderless
      東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン
アクセス  りんかい線東京テレポート駅から徒歩3分
      新交通ゆりかもめ青海駅からパレットタウンへは直結
入場料   エントランスパス(前売券・当日券共通/税込)
      大人 15 才以上 3,200 円   小人 4 〜 14 才 1,000 円
その他   ※料金、開館時間が変更になる可能性がございます。HPをご確認
      ください。
      https://borderless.teamlab.art/jp/



チームラボ プラネッツ TOKYO
会 期   2018.7.07 – 2020 秋
時 間   平日 10:00 –22:00(最終入場21:00)      
      土日祝 9:00 – 22:00(最終入場21:00)
休館日   毎月第1木曜日
所在地   東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
アクセス  ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線新豊洲駅から徒歩約1 分
      東京メトロ有楽町線豊洲駅から徒歩約10 分
入場料   HP にてご確認ください
その他   ※開館時間が変更になる可能性がございます。HPをご確認くださ
      い。
      https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/